ピグマリオン式算数
最近、ピグマリオン幼児教育を知り、
創業者の伊藤先生の著書を読んでいます。
その内容はけっこう衝撃的で、
今までの子育てや、学校教育など、
たくさんの間違いを発見することになり、
もっと早くピグマリオン式の教育をしていればよかったと
思うことが多々あります。
特に数に関すること。
数は、数えるものではなく、感じるもの。
3までの数→5までの数→10までの数→20までの数→それ以上の数
と体感することを心掛けていくと、
九九表もいらなければ、ひっ算する必要もないという
魔法のようなメソッド。
特に4年弟は、数字アレルギーのような感じで、
足し算、引き算の時から時間がかかり、
九九を覚えることは今でも苦労していて、そのせいで
割り算も面倒くさくて、単位の変換なんて
もう発狂もの!
こうなってしまったのは、私が小さいころから
数を感じさせてあげなかったからなんだなぁーと
責任を感じてしまいます。
彼は、絵を描いたり、工作したり、
見て感じることは好きなので、
数をいきなり「概念」から入ってしまったことが
算数嫌いになった原因のようです。
まぁ、済んでしまったことは仕方ないので、
本当は2~8歳の間に育むべき内容ですが、
今からピグマリオンの体感算数を取り入れながら
数を親しみやすいものにしていければと思います。
9歳を迎えた彼に有効かどうかは、
1年後くらいに分かるでしょうか。
あと、伊藤先生のお話での気づきは、
「教える」のではなく「学ぶ」ことを大切にすること。
「学ぶ」ことができるのが、「人間」であり、
教育の「目的」だと。
教えることは、欧米に追い付こうと欧米を模倣してきた
明治や昭和の時代には一定の効果を得るかもしれないけど、
欧米から吸収するものがなくなった今、
自分で見たもの触れたものから学び取り、
創造する力が重要になるということです。
これは、中学校の説明会でもよく先生方が言っていることで、
でも、それを実践している学校は実際には
そんなに多くないかもしれません。
だから、家庭での「学ぶ」ちからを付ける教育が大事なんだと
おっしゃっていました。
このタイミングで大切な気付きを得られてよかったです。